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Japan Energy Fund、高品質な自然由来カーボンクレジット開発企業「Revalue」へ出資を発表

TOKYO — [2026年01月8日]  — Japan Energy Fund(以下「JEF」)は、運営するJapan Energy Capitalの「Decarbonized Tech Fund」を通じて、Revalue(リバリュー)へ出資したことを発表します。

Revalueは、世界各地で信頼性の高い自然由来(Nature-based)カーボンプロジェクトの設計、開発、資金調達を行うネイチャーテック企業です。今回の戦略的投資ラウンドでは、既存投資家であるEcosystem Integrity FundおよびSJF Venturesに加え、新たにJEFとK8 Capitalが投資家として参画しました。調達した資金は、次世代プロジェクトのパイプライン拡大、気候テックプラットフォームのさらなる強化、そして世界中のプロジェクト開発者、企業、資金提供者、カーボン市場インフラプレイヤーとのパートナーシップ深化など、Revalueの次なる成長ステージを支えるために活用されます。

​​背景

森林減少の回避、再植林、生態系修復といった高品質な「自然由来の解決策(Nature-based Solutions: NbS)」は、世界的な気候目標の達成と生物多様性の保護において極めて重要です。しかし近年、一部の自然由来プロジェクトにおいて、追加性(Additionality)や永続性(Permanence)、気候への便益の過大評価などが懸念され、ボランタリーカーボン市場に対する信頼が揺らいでいます。そのため、企業や金融機関は現在、科学的根拠に基づき、透明性のあるモニタリングと、社会や生物多様性への明確なコベネフィット(相乗効果)を伴うクレジットを提供できるパートナーを求めています。

Revalueは、自然由来カーボンプロジェクトにおける「誠実性(Integrity)」の基準を再定義するために設立されました。同社は、現地の有力なプロジェクト運営者や戦略的資金提供者と提携し、自然を保護・回復させながら、信頼性の高いカーボンクレジットを創出するプロジェクトを設計しています。そのモデルは、初期の実現可能性調査(F/S)や資金調達から、クレジット発行、長期的なモニタリングに至るまで一気通貫しており、開発者や購入者がプロジェクトの全ライフサイクルを通じてリスクとインパクトを管理することを可能にします。

日本は2050年までの温室効果ガス排出実質ゼロ(ネットゼロ)を公約に掲げており、2035年および2040年の削減目標の強化や、「GX(グリーントランスフォーメーション)」推進政策、GX-ETS(排出量取引制度)、J-クレジット制度の拡大など、新たな枠組みが進展しています。これらの枠組みが進化する中で、日本企業は脱炭素化に向けたロードマップを厳格化しており、直接的な排出削減を補完するものとして、多様で信頼性の高いグローバルなカーボンクレジットの供給源を求めています。

JEFは今回の出資を通じて、信頼できる自然由来クレジットをネットゼロ戦略に組み込もうとする日本の企業、電力会社、金融機関とRevalueとの関係構築を支援していきます。

Revalue Natureの技術とアプローチについて

Revalueは、深い生態学的専門知識と最先端のデータ分析を組み合わせ、新世代の高品質な自然由来プロジェクトを実現します。同社は、独自のインテリジェンス・プラットフォームを基盤とし、初期評価やストラクチャリングから継続的なモニタリング・検証に至るまで、プロジェクト開発者にエンドツーエンドのツールとサービスを提供しています。

高度な地球観測技術とデータサイエンスを活用したRevalueの技術スタックは、高解像度衛星画像、LiDAR、動的ベースライン、環境DNA(eDNA)などのデータソースを統合し、炭素蓄積量、排出削減量、および永続性リスクを長期にわたり正確に定量化します。このプラットフォームにより、プロジェクト運営者、資金提供者、クレジット購入者は、プロジェクトのパフォーマンス、リスク、コベネフィットに関する透明性の高いインサイトをほぼリアルタイムで把握でき、原資産となるクレジットへの信頼醸成につながります。

Revalueのアプローチは、自然由来カーボンクレジットにおける科学的厳密性と誠実性の新たなベンチマークとして、主要な投資家や独立系格付け機関から評価されています。現在、同社はこの手法を、複数の国や地域における熱帯林、マングローブ、泥炭地、その他重要な生態系にまたがる多様なプロジェクトポートフォリオに適用しています。

柴田 智仁 Japan Energy Fund パートナー コメント:

「Revalueによる最先端のデータサイエンスとAIモデルの革新的な活用、そして主要なプロジェクト運営者やレジストリとのパートナーシップは、カーボン市場における科学的に厳格なクレジットの新たな基準を打ち立てるものです。私たちはRevalueへの出資を通じて、信頼性が高く効果的なカーボンプロジェクトにより、日本が気候目標を達成するための重要な一歩を支援できることを嬉しく思います。」

 

Stuart Rowland(スチュアート・ローランド)Revalue 創業者兼CEO コメント:

「次の成長ステージを加速させるための戦略的投資ラウンドが完了したことを大変嬉しく思います。私たちが築き上げているものと今後の方向性を評価してくださった新たな投資家であるJapan Energy FundとK8 Capitalを歓迎するとともに、共に成長を続けてくれる既存投資家のEcosystem Integrity FundとSJF Venturesに深く感謝します。新たな投資家は、単なる資本以上の価値をもたらしてくれます。彼らは、重要性を増す日本市場への扉を開き、プロジェクトレベルでの資金調達の選択肢を広げてくれるでしょう。」

 

Revalueについて

Revalueは、高品質な自然由来カーボンプロジェクトの設計、開発、資金調達に特化したネイチャーテック企業です。クラス最高のプロジェクト運営者や戦略的資金提供者と提携し、森林破壊や劣化に取り組み、生態系を回復させ、長期的な気候および生物多様性へのインパクトをもたらすランドスケープ・スケール(景観レベル)のプロジェクトを創出しています。独自のプラットフォームは、高度な地球観測、LiDAR、eDNA、データサイエンスを組み合わせ、透明性のあるリアルタイムの測定とモニタリングを提供し、信頼される新世代のカーボンクレジットを実現します。Revalueはロンドンに本社を置き、複数の熱帯地域でプロジェクトを展開しています。

 

ウェブサイト: www.revalue.earth

 

Japan Energy Fund 会社概要

Japan Energy Fund(JEF)は、日本の脱炭素化とグローバルなエネルギー転換を加速するため、世界トップクラスの気候テックに投資するベンチャーキャピタルです。日本の産業界、企業、政策立案者との強いネットワークを活かし、グローバルなイノベーターを日本のエネルギーエコシステムと結びつけ、協業機会の創出と市場参入を促進しています。これらのパートナーシップを通じて、JEFは日本および世界中で革新的なテクノロジーとプロジェクトの展開を支援しています。

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